この記事でわかること
- OCNモバイルONEの子ども向けセキュリティアプリの機能
- メリット&注意点
- 実測した通信品質
子どもにスマホを持たせるタイミングが難しいし、毎月の通信費も気になる。
近年は、スマホデビューの年齢も上がってきていて、いつから子どもにスマホを持たせるのか見極めが難しいです。
スマホを持たせない理由で多いのは「トラブル」「使いすぎ」というデータがあります。
出典:ソフトバンク
安全に節度をもって使えるなら、子どもにスマホを持たせてもOKと考える人は多いのではないでしょうか?
今回は、月額料550円〜と低料金プランを展開するOCNモバイルONEが子ども向けのスマホデビューとしておすすめできるのかを解説します。
セキュリティ、料金、通信品質の3つの観点から解説します。
結論は、以下に当てはまるならOCNモバイルONEはおすすめです。
- フィルタリングや利用制限などの機能が必要
- 低料金に抑えたい
- ドコモと同じ通信エリアがいい
- Youtubeを快適に見れる通信速度で十分
「料金を抑えつつ、セキュリティ機能とドコモ回線を使いたい!」という人は、検討の余地ありです。
Contents
OCNモバイルONEの子ども向けセキュリティ機能
「WebサイトのURLから有害サイトを判断できる」「信頼できないアプリはインストールしない」など、ネット危険を判断できるならマイセキュア(有料)は不要だと思います。
ただ、”スマホを持たせるか迷っている=初めてのスマホ”だと思うので、子供の安全のために検討が必要です。
月額料金(税込)は以下の通り。
ライセンス数 | 1 | 5 |
料金 | 275円 | 550円 |
マイセキュアの学生向けに重要な機能は以下です。OS毎に対応が異なる点は注意。
Android | iOS | |
Web脅威対策 | ◯ | ◯ |
フィルタリング | ◯ | ◯ |
アプリ利用制限 | ◯ | - |
ウイルス・不正アプリ対策 | ◯ | - |
利用時間の制限 | ◯ | - |
各機能の詳細を解説します。
①有害なWebサイトをブロック
偽のWebサイトで個人情報を盗むフィッシング(詐欺)サイト、過去にウイルスの温床になったような、危険度の高いWebサイトを閲覧できないようにブロックします。
ポイント
AndroidおよびiOSどちらも対応。
②不適切なWebサイトをフィルタリング
ご家族が許可したカテゴリーのWebサイトのみ閲覧可能になる機能。
違法、アダルト、暴力などふさわしくない情報からお守りします。
間違って制限されたカテゴリーのサイトを開こうとしても画面でしっかりブロックします。
注意
Androidの場合、ブラウザアプリは「Chromeブラウザー」推奨。
③アプリ利用制限
ご家族が許可したアプリのみ使用可能にできる機能。
SNSでのトラブルなどを心配される場合など、危険性のあるアプリから守ります。
間違って制限されたアプリを起動しても画面でしっかりブロックします。
注意
iOSは未対応。Androidのみ対応。
④ウイルス・不正アプリ対策
アプリスキャン
不正アプリ対策として、常に端末の変更を監視し、新しいアプリやファイルがインストールされた際に自動的にスキャンを実施します。
SDカード&本体スキャン
SDカードと端末本体をスキャンして、ウイルスを探し出します。もちろん、検知されたウイルスは隔離するので、端末は安全
注意
iOSは未対応。Androidのみ対応。
⑤利用時間の制限(アプリごとに設定可能)
アプリごとに使えない時間を決めることができ、スマホの使いすぎを防ぐことができます。
平日は少なめ、休日は多めにといったように、しっかりルールを決めて使用することができます。
注意
iOSは未対応。Androidのみ対応。
子ども向けにOCNモバイルONEを契約するメリット
セキュリティが充実しているのはもちろん、それ以外のメリットは?という疑問があると思います。
あくまで「子ども向けのスマホ」という視点で紹介します。
①セキュリティ機能でスマホの危険をブロックできる
上記で紹介した通り、子ども向けに必要なセキュリティ機能があるのが嬉しいポイント。
子どもをネットのトラブルから守るためにも必要な項目です。
OCNモバイルONEの子ども向けセキュリティ機能を一覧は以下。
Android | iOS | |
Web脅威対策 | ◯ | ◯ |
フィルタリング | ◯ | ◯ |
アプリ利用制限 | ◯ | - |
ウイルス・不正アプリ対策 | ◯ | - |
利用時間の制限 | ◯ | - |
②料金が安い
OCNモバイルONEは格安SIMなので、料金はもちろん安いです。
ドコモ回線の中でもトップレベルの安さなので、家計の負担にならないのが嬉しいポイント。
※料金は全て税込
料金プラン | 〜0.5GB:550円 〜1GB:770円 〜3GB:990円 ~6GB:1,320円 〜10GB:1,760円 |
通話オプション | 10分かけ放題:935円 かけ放題:1,430円 3つの電話番号かけ放題:935円 |
初期費用 | 3,733円 (初期手数料:3,300円、SIMカード手配料:433.4円) |
解約料 | 無料 |
低速時の最大速度 | 200kbps |
子ども向けなので、家での利用がメインでWiFiもあるならデータ量は0.5~3GB程度で十分。
外での利用も頻繁にあって、データ量が足らないなら後からプランを上げてもいいと思います。
料金について、安い=品質悪い?と思う人も多いと思いますが、通信速度も非常に安定しています。
詳しくは以下で解説します。
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③安定した通信速度
格安SIMに対して、「速度が遅い」「動画が止まる」というイメージがありますよね?
しかし、OCNモバイルONEは1日を通して安定した通信速度を維持できています。
Youtube・SNSを利用するには、全く問題ない通信速度です。
子ども世代からは、Youtube・SNSを使いたいという要望は多いですから・・・
用途 | 必要な通信速度 (ダウンロード) |
YouTube標準画質 (SD 480p) |
1.1Mbps (3Mbpsあればサクサク) |
インスタグラム | 2~5Mbps (タイムラインの画質次第) |
Webサイト閲覧 | 1~3Mbps |
メール / LINE | 0.3~1Mbps |
YouTubeに必要な通信速度の引用先:動画ストリーミングに関する問題のトラブルシューティング
Youtube・SNSを利用するためには、5Mbps程度の速度が必要です。
OCNモバイルONEの測定結果では、最も遅くなりやすい昼の時間帯でも5Mbps以上をキープしています。
注意
「人が密集する場所(満員電車やイベント)」「電波環境が悪い場所」などは、通信速度が遅くなる可能性があります。
通信速度の測定結果について詳しく知りたい人は、以下の記事を参考にしてください。
④ドコモと同じ通信エリアだから繋がりやすい
引用:ドコモ サービスエリアマップ (4Gエリア) 2023年2月5日時点
OCNモバイルONEはドコモ回線を利用しているので、通信エリアはドコモと同じです。
ドコモの通信エリアはとても広いことで定評がある通り4Gの人口カバー率は99.9%を超えています。
4G/LTEの人口カバー率:99.9%超(2019年度)
人口カバー率
全国を500m四方に区切り、そのうち半分以上をカバーしていればエリアカバーとしては100%、半分未満であれば0%と見なす
山でも大手3キャリアの中では比較的つながりやすいので安心です。
OCNモバイルONEの通信エリアについては以下の記事でも解説しています。
⑤スマホ本体を安く買える(iPhoneも安い)
なるべく費用を抑えつつ、子どもにスマホを持たせたいですよね。
「費用を抑えるなら、スマホ本体を安く買う」ことが大切。
公式HPでは特価セールを頻繁に行なっているので、スマホをとても安く購入できます。
OCNモバイルONEのセキュリティ機能は一部に制限されますが・・・
⑥災害やコロナ禍での支援実績がある
被災したときに簡単に契約変更などができない場合もあります。
そんなときに支援実績があれば心強いです。
OCNモバイルONEが過去に行った支援は以下の通り。
災害時に格安SIMは使えるの?という疑問については以下の記事を参考にしてください。
⑦通話料金が安い
OCNモバイルONEの国内通話料金は以下。
OCNモバイルONEの通話料金 | |
OCNでんわ | 11円/30秒 |
OCNでんわ対象外の番号 | 22円/30秒 |
実は「OCNでんわ」の料金がとても安いことが特徴です。
他社の電話料金は通常22円/30秒ですが、OCNモバイルONEならその半額!11円/30秒で通話ができるんです。
OCNモバイルONEだけでなく、通話料が11円/30秒となる格安SIM事業者もいくつかありますがほとんどが専用の電アプリが必要だったりと手間がかかります。
その点、OCNモバイルONEでは専用アプリなど必要なく通常の電話で11円/30秒が適用されます。
専用アプリの利用し忘れなども無くなるので、安心ですね。
OCNモバイルONE契約時の注意点
ここまでメリットを紹介してきましたが、当然注意点もあります。
乗り換えなどを検討している人は、要チェック。
①スマホヘビーユーザには向かない:データ通信量は10GBまで
毎日いつでもどこでもスマホを見ている人だと、OCNモバイルONEのデータ容量では物足りないです。
大手キャリアと違いデータ無制限のプランがないため。
料金プラン | 〜0.5GB:550円 〜1GB:770円 〜3GB:990円 ~6GB:1,320円 〜10GB:1,760円 |
通話オプション | 10分かけ放題:935円 かけ放題:1,430円 3つの電話番号かけ放題:935円 |
解約料 | 無料 |
低速時の最大速度 | 200kbps |
1GBで何ができるの?
動画(Youtubeなど):120分
LINEビデオ通話:180分
ただ、スマホの使いすぎが気になるのであれば小容量プランの選択肢もアリ。
低速通信になると動画の視聴は難しいですが、LINEメッセージや電話は問題ないです。
連絡を取る分には不自由はありません。
②未成年者名義の音声SIM契約はできない
電話が可能な「音声SIM」は未成年の契約不可です。
契約者は成人のみなので、子どものスマホは親名義で契約する必要があります。
データ通信のみの「データSIM」は未成年でも契約可能です。
③学割・家族割がない
残念ながらOCNモバイルONEには学割・家族割りがありません。
しかし、大手キャリアの学割・家族割適用後と比べても料金は圧倒的に安く、品質の良いどこ回線を利用することができます。
データ通信量をシェアする方法もありますが、最大10GBなのでシェアをするには少ないですね・・・
子ども向けのスマホで「ドコモ回線」「低料金」「セキュリティ」「通信品質」を重視するならアリ
今回はOCNモバイルONEの子ども向けセキュリティ機能を紹介しつつ、デビュースマホでおすすめできるかを解説しました。
正直、万人に最適な格安SIMではありません。
データ通信量無制限プランや、ソフトバンクやau回線を使いたい人には不向きなためです。
しかし、「ドコモ回線を使いたい」「月額料金を抑えたい」「子ども向けのセキュリティ機能が必要」「Youtubeを快適に視聴できる通信品質が必要」という人にはおすすめです。