- 格安SIMには回線が複数ありどれがいいかわからない
- ドコモ回線、au回線、ソフトバンク回線の違いを知りたい
- 今持っているスマホを使いたいけど、回線次第では使えない?
格安SIMを提供する会社内で複数の回線があり、どれが自分に合っているのか判断するのが難しいです。
契約後に「回線を変更したい」となっても事務手数料・初期費用などが追加でかかる可能性もあります。
今回は、格安SIMの回線の選び方を詳しく解説していきます。
「回線の選び方」を知れれば格安SIMの乗り換え時に失敗を減らすことができます。
管理人のまき
● 格安SIM利用歴5年以上
● 大手キャリアで無線を研究
● 自社愛はなく格安SIMを使い続ける
最初に通信回線の選び方のポイントです。
詳しくは本記事で解説してきます。
- 生活圏の通信エリアを確認
- 使用するスマホの対応回線を確認
- SIMロック解除 or SIMフリーなら全回線対応
- 通信速度重視より通信エリア重視で選ぶ
格安SIMの比較ランキングに関しては以下の記事を参考にしてください。
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参考【2021年版】専門家の厳選5社!格安SIMおすすめランキング
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Contents
格安SIMの通信回線は3社
現在の格安SIMでは、以下の3社から通信回線を選べます。
- ドコモ回線
- au回線
- ソフトバンク回線
理由は、携帯電話の通信設備を持っているのが上記大手キャリアの3社であるため。
そして、格安SIMを提供してしている会社は大手キャリアの通信設備を借りているので、通信回線は3社から選ぶことになります。
次に通信回線3社の違いを解説していきます。
通信回線3社の違い
3社の具体的な違いは以下2つです。
- 通信エリア
- 対応スマホ
①通信エリア
携帯基地局の配置や、高さが各社で違うため通信エリアには差が出てきます。
都心や平野では大きな差はないものの、山岳地では今でも違いがあります。
- 山岳地は通信回線に差がある
- 都心や平野部では大きな差はない
登山家にも人気があり、100名山にも数えられる「槍ヶ岳」を例にしてみます。
なかでも宿泊場所であり、多くの方がスマホを使うと考えられる「槍ヶ岳山荘」のカバー状況を比べてみました。
引用:大手キャリアLTEカバー状況(ドコモ、au、ソフトバンク)
公式サイトのエリアマップが100%正確ではありませんが、私の経験からドコモ回線は山岳地帯では最も繋がりやすいです。
②対応スマホが違う
大手キャリア、UQモバイル、ワイモバイルで購入したスマホ本体にはSIMロックがかかっています。
SIMロックとは?
契約したキャリア以外の回線を使えなくするためのロック
例:ドコモで契約したスマホは、格安SIMでもドコモ回線を契約しないと使えない
SIMロックされているスマホを使う場合は「格安SIMの回線選び」に制約があります。
- SIMロックされていると購入したキャリアの回線しか使えない
- SIMロック解除は可能
- SIMフリースマホは回線の制約なし
中古で購入したスマホなどはSIMロックがかかっていることがあるので注意してください。
通信回線の選び方
通信回線は以下の観点から選んでください。
深く考えるのが面倒な方ように、おすすめの回線も合わせて紹介します。
- 通信エリアと対応回線で選ぶ
- 注意:通信速度よりも通信エリア重視
- 迷うならドコモ回線
①通信エリアと対応回線で選ぶ
通信回線を選ぶ際に一番大切なポイントです。
- 生活圏が通信エリアである回線を選ぶ
- 使用するスマホが対応する回線を選ぶ
人があまり住んでない場所で利用することが多い方は、行く頻度が高いスポットが通信エリアかどうかを確認しておくといいです。
また、使用予定のスマホがSIMロック解除されている、もしくはSIMフリースマホであれば問題ありません。
ですが、いざ格安SIMを契約してからSIMロックがかかっていると、スマホが使えない期間が発生しますので事前に確認しましょう。
②注意:通信速度よりも通信エリア重視
格安SIMを契約する際に「通信速度を重視」と考えている方も多いです。
データ通信量20GB以上の大容量プランを契約しない限りは、あまり固執する必要はありません。
3Mbpsでできること
- LINE トーク/ 通話/ ビデオ通話
- YouTube(画質720p:十分キレイに視聴可能)
- Netflix(標準画質)
- ニュースアプリ
- 決済アプリ(paypay、楽天ペイ、メルペイなど)
「通信速度を重視する」という場合であれば通信速度の安定しているUQモバイル・ワイモバイルなどのサブブランドがおすすめです。
価格は、格安SIMの中で高い方ですが、運営元が大手キャリアなので通信速度の面でも安心です。
③迷うならドコモ回線
「やっぱりどこの回線がいいか迷う」という方向けです。
前述している、「槍ヶ岳山荘」を含む山間部の繋がりやすさなども含めてドコモ回線を選んでおけば間違いありません。
- 通信エリア面ではドコモが安心
- 山間部でも繋がりやすい
- 離島でも繋がりやすい
他社はホテルの中では3G回線で遅かった経験があります・・・
最終的には生活圏のエリアマップを確認するのがベストですが、決められない人向けになります。
SIMロック解除・SIMフリースマホは全回線対応
大手キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク)で購入したスマホは何もしていなければSIMロックがかかっています。
購入した大手キャリアの回線しか使えないよう制限がされている状態です。
お持ちのスマホがSIMロックされているかによって対応回線が異なります。
- SIMロック状態:購入した大手キャリアの回線のみ使える
- SIMロック解除:全てのキャリア回線に対応
- SIMフリー:全てのキャリア回線に対応
使用予定のスマホがロックされているか、解除する方法は後述します。
SIMロック有無の確認方法
AndroidとiPhone(iOS)で確認方法が違うので、分けて解説します。
SIMロック解除方法
店舗でも手続きできますが、事務手数料がかかります。
- オンラインで解除:0円
- 店舗で解除:3,300円(税込)
中古スマホはSIMロック解除済を選ぶ
格安SIMへ乗り換えを検討する際、スマホを新しく購入することもあるかと思います。
通信会社のから契約時にセット購入する場合は問題ありません。
ですが中古スマホは注意が必要なので、購入するポイントをまとめました。
- SIMロック解除済を選ぶ
- SIMロック有なら:格安SIMの通信回線・中古スマホを販売した会社を同じにする
通信回線と中古スマホの販売元を同じにすれば問題なく使えます。
例:ドコモ回線の格安SIMを契約予定。中古スマホ(SIMロック有)はドコモで販売された中古スマホを選ぶ
中古スマホには、スマホ本体の料金未払い品・盗難品などもあります。(通称:赤ロム)
赤ロムを販売していない、中古販売屋を選ぶことも大切です。
まとめ|格安SIMの通信回線の選び方
格安SIMへ乗り換えを検討中の人向けに、通信回線の選び方を解説しました。
ポイントとしては以下の通りです。
- 生活圏の通信エリアを確認
- 使用するスマホの対応回線を確認
- SIMロック解除 or SIMフリーなら全回線対応
- 通信速度重視より通信エリア重視で選ぶ
「ドコモ、au、ソフトバンクの回線全て生活圏内は通信エリアだし、どこの回線を選ぶか迷う」という人はエリアの広いドコモ回線をおすすめします。
また「大容量プランを使いたい」「通信速度を重視したい」ということであれば、UQモバイルやワイモバイルといったサブブランドをおすすめします。
理由は、運営元がauやソフトバンクなので混雑する時間帯に速度制限をかけられないためです。
格安SIMの比較も行なっていますので、参考になればと思います。