地震や台風などの災害に見舞われた際に、必須のスマホ。
「月額料金を安くしたいけど、格安スマホだと災害の時に繋がるのか不安・・」
そんなイメージありませんか？
よくある疑問
- 災害時に格安スマホで電話やデータ通信はできるの？
- 格安スマホを使っていると災害時にどんなデメリットがあるの？
- 災害時に格安スマホをどう使えばいいの？
格安スマホは、繋がりづらい時間帯もあると言われているのでなおさら不安に思っている方もいると思います。
最初に結論ですが、格安スマホであっても繋がりやすさは大手キャリアと変わりません。
ただ、大手キャリアと比べるとできないこと（デメリット）もあるので解説をしていきます。
格安スマホのデメリットをまとめた記事も気になる方は、ご覧ください。 続きを見る
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この記事でわかること
- 格安スマホは災害時でも通話やデータ通信ができるか
- 格安スマホが災害時に大手キャリアと比べてデメリットになること
- 災害時のデメリットを解消する方法
Contents
格安スマホの災害時におけるデメリットと解決方法
最初にデメリットですが、大手キャリアと比べると以下の２つが使えせん。
- 大手キャリアの災害用音声お届けサービスが使えない
- 大手キャリアの災害用伝言板が使えない
"大手キャリア"の災害用音声お届けサービスは使えない
大手キャリアでは、災害時に音声を録音して家族などに届けることのできる「災害用音声お届けサービス」があります。
格安スマホを利用しているユーザは、災害用音声お届けサービスを使うことができない点はデメリットになります。
音声を残すことはできませんが、後に紹介する文章を残す方法はいくつかあるので、安否確認はできます。
”大手キャリア”の災害用伝言板は使えない
大手キャリアの災害用伝言板も同様に使用することができなく、多くの格安スマホでは災害用伝言板を自社で用意していません。
では、災害時には災害用伝言板が使えないか？というとそうではありません。
NTT東日本の災害用伝言板（Web171）を使うことができます。
格安スマホの中でもワイモバイルだけは自社の災害用伝言板サービスを提供しています。
災害時の格安スマホにおけるデメリットを解決する方法
格安スマホのワイモバイルは、災害用伝言板があるけど、他の格安スマホは結局使えないの？という疑問がありますよね。
結論：格安スマホでも災害用伝言板を使える
- 大手キャリア災害用伝言板以外にも複数のサービスがある
- 格安スマホにインストールしておいて、災害に備える
格安スマホを利用していても災害時に利用できる災害用伝言板や連絡手段。
災害時の連絡手段（格安スマホ）
- Google パーソンファインダー
- "NTT東日本が提供"する災害用伝言板(web171)
- J-anpi
- SNS、LINE
現在は複数の会社が災害用伝言板のサービスを提供していたり、SNSの発達で連絡手段は豊富にあります。
大切なことは、事前に家族や友人とどのサービスを使って安否確認を行うのか決めておくことです。
大手キャリアのサービスが使えたとしても、受信者が見に行けなければ意味がありませんから・・・
災害時に格安スマホで緊急通報ができる？
災害時の緊急通報は非常に重要ですよね、いざというときに緊急通報ができなかったとなっては悲惨です。
結論としては、格安スマホでも緊急通報ができますが、できないパターンもあります。
- サブブランドの格安スマホ：緊急通報可能
- 音声通話+データ通信SIM（MVNO）：緊急通報可能
- データ通信のみのSIM（MVNO）：緊急通報不可
簡単用語解説
- サブブランド：ワイモバイル・UQモバイルのこと（大手キャリアが運営）
- MVNO：携帯基地局の設備を大手キャリアに借りている会社
- 大手キャリア：ドコモ、au、ソフトバンク
格安スマホには大きく２種類のSIMカードがあります。
- 音声通話＋データ通信
- データ通信のみ（音声通話無）
「データ通信のみ」のSIMカードを使っている人は、緊急通報ができません。
普段LINEなどのIP電話を使っているから、電話できると思っている人は要注意です。
格安スマホって普段から繋がりにくいから、災害時も緊急通報や電話が繋がりにくいのでは？という疑問もあるかと思いますので、解説していきます。
災害時に繋がりにくいのは大手キャリアも同じ
災害時は、多くの人が通話やデータ通信をするので、大手キャリアであっても以下のような現象が起きます。
- 通話がつながりにくい
- データ通信が遅い
- 大手キャリアも格安スマホも上記現象が起きる
場合によっては、キャリア側の方で緊急通報以外の通話を意図的に繋がりにくいように制御をしています。
理由：緊急通報のユーザを優先するため
格安スマホを使っている人は「格安スマホだから繋がらない！」と考えるかもしれませんが、違います。
上記の理由で繋がりにくくなっているということですね。
緊急速報のアラームが鳴らないのは格安スマホのデメリットではない
端末側が緊急速報やJアラートに対応していない
たまに耳にしますが、「格安スマホだから緊急速報のアラームが鳴らない」というもの。
こちらも”格安スマホだから”というのは間違いです。
- 緊急速報は端末が対応していれば受信できる
- Jアラートも端末次第
- iPhone：基本的に受信可能（4s以降の機種）
- Android：機種次第で受信不可
iPhoneの場合は設定をしておけば、受信できるので忘れずに設定しておきましょう。
Androidの場合は、対応機種が別れるので、事前に確認をした方がいいです。
対応機種については、大手キャリアのサイトからも確認をできるので参考にしてもらえればと思います。
端末が緊急速報やJアラートに対応してない場合の対策
- 緊急速報を通知してくれるアプリを導入
端末が対応していないという場合もあるかと思います。
そんな時には、アプリをインストールしてしまえばOK、いくつかオススメを紹介します。
■Yahoo!防災速報
■ゆれくるコール
■NHKニュース・防災
災害時に家族・友人と連絡を取る手段を確認しておくことが大切
災害時にお互いの安否を確認する手段は格安スマホでも、複数あります。
そんな中で、どれを使うのかを事前に話し合っておくことが大切です。
格安スマホで利用できる安否確認手段は以下の通り
- ワイモバイルの災害用伝言板
- "NTT東日本"の災害用伝言板(web171)
- Google パーソンファインダー
- J-anpi
- SNS、LINE
連絡手段を１つだけに絞ってしまうと、使えない可能性もあるため複数の手段をお互いに知っておくこといいです。
これから先、大災害に巻き込まれる前に１度話し合っておきましょう。
・災害時の連絡手段は複数備えておく
・サービスによっては利用できない可能性がある（サーバダウンなど）
まとめ：災害時でも格安スマホは大手キャリアと同様に使える
格安スマホは災害時にデメリットがあるか？繋がりにくいのか？ということについて解説をしました。
内容をまとめると以下の通り
- 大手キャリアの災害用音声お届けサービスを利用できない
- 大手キャリアの災害用伝言板を利用できない
- 災害用伝言板は同じようなサービスがあるので代用可能
- 格安スマホは”音声SIM”であれば緊急通報できる
- 緊急速報アラームは、端末が対応していれば通知される
- 緊急速報アラームに対応していなければアプリで代用可能
- 事前に災害時に連絡を取り合う手段を確認することが大切
「備えあれば憂いなし」という言葉の通りですが、”もしも”の事態が起きる前に備えをしておくことが何よりも大切です。
格安スマホに不安を覚えている方が少しでも減ってくれれば幸いです。
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