この記事でわかること
- 実測したOCNモバイルONEの通信速度
- 朝・昼・夜の時間帯別の通信速度
- Youtube・SNS・Webが快適に使えるか
OCNモバイルONEは、月額税込550円〜と非常に安い価格帯が魅力的な格安SIMです。
月額料が安いため、「通信速度遅いんじゃないの?」「実際に測った速度を知りたい」という心配や要望も多いと思います。
特に大手キャリアから乗り換える人は、格安SIM=遅いというイメージがあると思うので、特に気なるポイントですよね。
時間帯別の測定だけでなく、電車内やオフィス街などの実生活で使う環境でも測定してます。
通信速度が気になって、OCNモバイルONEへの乗り換えを迷っている人の参考になれば嬉しいです。
結論として、OCNモバイルONEの通信速度は品質が良く通常利用であれば快適に使えます。
通信速度が遅くなりやすい昼の時間帯であってもダウンロード速度 7Mbps以上(YouTube•SNS•Web検索が快適にできる)を維持できていました。
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Contents
OCNモバイルONEの通信速度を時間帯別に測定
時間帯によってどのくらいの通信速度が出ているのかを測定しました。
電波の強さがなるべく変化しないように、測定場所は同じにしています。
測定場所は埼玉県のオフィスです。
各時間帯の平均速度をグラフにし、各時間帯での最高速度と最低速度を表にしました。
ダウンロード | アップロード | |
最高速度 | 70.4 Mbps (6時台) |
23.7 Mbps (7時台) |
最低速度 | 23.5 Mbps (12時台) |
7.6 Mbps (19時台) |
一番遅い時間帯でも、安定した通信速度を維持できています。
格安SIMの鬼門であるお昼の時間帯でも、ダウンロード20Mbps以上をキープできているのはとても優秀です。
Youtube、SNS、Web検索は十分すぎるほど快適に使えます。
この記事の後半でYoutubeやSNSに必要な通信速度を紹介しているので、気になる人はチェックしてみてください。
朝:通勤時間帯でも快適
朝の通勤時間帯であっても、通信制限を受けることなく快適な速度を維持できています。
各時間帯ごとの平均を表にしました。
時間帯 | 通信速度(平均) ダウンロード |
通信速度(平均) アップロード |
6時 | 70.4 Mbps | 25.2 Mbps |
7時 | 57.1 Mbps | 23.7 Mbps |
8時 | 66.0 Mbps | 23.4 Mbps |
9時 | 39.0 Mbps | 16.5 Mbps |
朝は9時台が最も遅いですが、通常利用であれば十分すぎるほど速度が出ています。
通勤時にスマホを使う人も多いと思うので、OCNモバイルONEなら快適に使えるのは嬉しいポイントです。
昼:他の時間より遅いが速度は十分
多くの人がスマホを利用する昼の時間帯は、格安SIMの通信速度が最も遅くなります。
回線が弱い格安SIMだと電波状況が良くても、通信速度が遅くなるので特にチェックしておきたい時間です。
時間帯 | 通信速度(平均) ダウンロード |
通信速度(平均) アップロード |
11時 | 60.6 Mbps | 17.7 Mbps |
12時 | 23.5 Mbps | 12.6 Mbps |
13時 | 65.9 Mbps | 18.6 Mbps |
上記の表では平均の結果を出していますが、昼の時間帯で測定した最低速度も紹介します。
ダウンロード最低速度:16.9 Mbps
アップロード最低速度: 7.2 Mbps
上記の最低速度はどちらも12時台でした。
鬼門と言われるだけあり、他の時間帯と比べて通信速度は遅くなります。
昼は会社員・学生など多くの方が昼休憩中にスマホを利用するので、回線が混雑し電波環境が良いにもかかわらず通信速度が他の時間に比べて低下する傾向にあります。
外出先などのWiFiが使えない環境で使う人が多いのも回線が混雑する理由の1つです。
夜:快適な通信速度を維持
スマホの利用者が多い夜の時間帯ですが、通信制限もなく快適な速度を維持できています。
時間帯 | 通信速度(平均) ダウンロード |
通信速度(平均) アップロード |
18時 | 31.8 Mbps | 12.0 Mbps |
19時 | 50.4 Mbps | 7.6 Mbps |
20時 | 68.7 Mbps | 12.6 Mbps |
21時 | 42.4 Mbps | 14.8 Mbps |
帰宅時間の18時台は他に比べて遅くなりますが十分な速度を維持できてます。
夜はスマホ利用者が多いですが、家のWiFiを利用する人が多いため昼ほど速度は遅くなりません。
OCNモバイルONEの通信速度を場所別に測定
ここまでの結果でOCNモバイルONEでは、朝昼夜を通して格安SIM特有の通信制限による影響が少ないことがわかりました。
ただ、実際に通勤電車やオフィス街などでどのくらいの通信速度が出るか気になる人もいると思います。
測定場所が違うので電波環境や人混みによる影響もあります。
通勤時間帯の電車内
朝の時間帯は、乗車率150%程度の混み具合の電車内で測定を行いました。
都内と埼玉を繋ぐ在来線で測定を行っています。
時間帯 | 通信速度(平均) ダウンロード |
通信速度(平均) アップロード |
8時 | 86.2Mbps | 7.9Mbps |
9時 | 27.7Mbps | 11.1Mbps |
朝の電車内であっても十分速度が出ていました。
8時台よりも9時台の方が速度は落ちていますが、普段使いであれば十分な通信速度を維持できています。
朝は満員電車の中など、局所的に利用者が増えるので、人が混雑するとこにいる一部ユーザは通信速度が遅くなります。
影響は局所的なので、混雑していない場所にいるユーザには影響はありません。
混雑する場所にいるユーザは、格安SIMでも大手キャリアでも通信速度は遅くなる可能性が高いです。
ランチ時間帯のオフィス街
お昼の時間帯は、オフィスビルの中で測定を行いました。
格安SIMにとって、利用者数が増えるお昼の時間帯は鬼門と言われています。
時間帯 | 通信速度(平均) ダウンロード |
通信速度(平均) アップロード |
11時 | 12.4Mbps | 8.0Mbps |
12時 | 7.2Mbps | 8.9Mbps |
13時 | 9.8Mbps | 8.5Mbps |
やはり他の時間帯と比べて、通信速度は遅い・・
特にランチの時間帯である12時は、昼休憩中にスマホを使う人が多いためか一番遅いです。
最低でも5Mbpsあれば、スマホの標準画質でYoutubeを見ていて動画が止まることはありません。
今回の結果では、お昼の時間帯でも7Mbps出ているので問題ないですね。
通信速度が速くないとできないゲームをする人にとってはNGですが、普段使いを数分には問題ないほど速度は出ています。
帰宅時間帯の電車内
帰宅時間帯の電車内での測定結果です。
私は通勤に100分程度かかるので、利用者の多そうな夕方の時間帯に電車内で測定してみました。
YoutubeやSNSチェック、友達とのLINEなどをする人が多い時間帯です。
時間帯 | 通信速度(平均) ダウンロード |
通信速度(平均) アップロード |
17時 | 13.5 Mbps | 3.8 Mbps |
18時 | 36.5 Mbps | 12.3 Mbps |
19時 | 23.2 Mbps | 6.5 Mbps |
17時台はアップロードが他の時間帯に比べて遅いです。
帰宅の電車内で、SNSに写真や動画をアップロードするには少し時間がかかるといった結果です。
Youtube・SNSの閲覧であれば快適にできる速度を維持してます。
必要な通信速度を用途別に紹介
通信速度の結果だけでは、何ができて何ができないかわからない人もいると思います。
そこで人気のあるアプリや、ツールはどの程度の通信速度が必要か一覧にしました。
用途 | 必要な通信速度 (ダウンロード) |
YouTube標準画質 (SD 480p) |
1.1Mbps (3Mbpsあればサクサク) |
インスタグラム | 2~5Mbps (タイムラインの画質次第) |
Webサイト閲覧 | 1~3Mbps |
メール / LINE | 0.3~1Mbps |
YouTubeに必要な通信速度の引用先:動画ストリーミングに関する問題のトラブルシューティング
インスタグラムは、フォローしている人が高画質な写真ばかりをアップしていると5Mbpsは欲しいところ。
用途によって差はありますが、ダウンロードが5Mbps出ていればストレスはほぼ無いと思って大丈夫です。
OCNモバイルONEの今回の測定結果では、5Mbpsを切ることはありませんでした。
ただ、乗車率200%を超える満員電車や人が密集する場所では基地局への負荷が大きく、5Mbpsを維持できない可能性があります。
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OCNモバイルONEの通信速度に関するクチコミ
私が測定した結果だけではなく、SNSに投稿されている測定結果やOCNモバイルONEの通信速度に関するクチコミを紹介します。
OCNモバイルone:MVNOで、ある程度安定した速度欲しいなら、ココ。
楽天:つながれば快適。つながればね。
mineo(ソフトバンク):ユニークなサービスで、良き。昼休みや夕方の速度はタヒでる。
ギガトラwifi(ソフトバンク):5Gが使えなかったり、容量が明示されてないが速度はそこそこ。運営元が貧弱そう。— ターナー (@taanaa55) March 8, 2023
ドコモ回線系の格安SIMの速度を比較するため、速度測定サイトをチェックしてまとめてみた。
<3月7日現在>
・ahamo
・LinksMate
・OCNモバイルONE
・DTI SIM
・y.u mobile
・IIJmio
・日本通信SIM
・NUROモバイル
・イオンモバイル
・エキサイトモバイル— Taku (@dr_Taku_) March 6, 2023
OCNモバイル昼になると一気に回線速度落ちるな……(半ギレ)
— .べにしゃけ (@bnrb2) February 24, 2023
ocnモバイル
昼の速度速ッ
12:20に計測したら40mbpsでてた
めちゃくちゃ爆速やん
ま、昼殆どWiFiしか使わんのだけどね
— メイ@ビビりだけど心霊話好き (@mei_sei77) March 6, 2023
ちなみに現行メインのOCNモバイルはバッテリー問題も解消できたことを確認し、現在速度も4Gでこれなので不満無し pic.twitter.com/FX8DT32Zjl
— いそがい (@isoclam) February 24, 2023
中には速度が出ていないという口コミもありましたが、多くは格安SIMなのに通信速度が早いというものです。
環境次第で通信速度は変わりますが、今回実測した結果も含めてかなり安定して使えると思います。
OCNモバイルONEのメリット5つ
ここまで通信速度について実測を交えて解説をしましたが、OCNモバイルONEへ乗り換えるにあたって5つのメリットを紹介します。
- 通信エリアがドコモと同じで広い
- 通信速度が早い
- 月額料が550円〜と安い
- 通話料が他社より安い
- 端末をセットで購入するとお得
①通信エリアがドコモと同じで広い
引用:ドコモ サービスエリアマップ (4Gエリア) 2023年2月5日時点
OCNモバイルONEはドコモ回線を提供しており、ドコモと通信エリア(サービスエリア)が同じです。
ドコモといえば通信エリアの広さに定評があり、山でも郊外でも繋がりやすい通信キャリアとして知られています。
実際に通信エリアの広さを表す人口カバー率は
4G/LTEの人口カバー率:99.9%超(2019年度)
人口カバー率とは?
全国を500m四方に区切り、そのうち半分以上をカバーしていればエリアカバーとしては100%、半分未満であれば0%と見なす
電気が通っていないような山では圏外の可能性もありますが、人が住んでいる場所ならほとんどの場所で繋がります。
OCNモバイルONEの通信エリアについて詳しくは以下の記事で解説しています。
-
参考OCNモバイルONEの通信エリア!山・田舎・離島は繋がる?
続きを見る
②通信速度が早い
この記事でも紹介をした通り、どの時間でもダウンロード速度5Mbps以上の通信速度を維持できています。
Youtube・SNS・Web検索であれば5Mbps程度あれば十分できますので、OCNモバイルONEであれば昼に遅くなるということもなく安定した通信速度を出せています。
③月額料が550円〜と安い
OCNモバイルONEは月額料550円〜と、とても安い料金プランを展開しています。
毎月の通信費を下げたい方にとっては強い味方ですね。
音声対応SIMの料金プラン
通信容量 | 月額料 | 無料通話 |
500MB | 550円 | 月の合計10分 |
1GB | 770円 | なし |
3GB | 990円 | なし |
6GB | 1,320円 | なし |
10GB | 1,760円 | なし |
料金は税込
-
参考OCNモバイルONEの料金は安いけど大丈夫?通信品質は良い?
続きを見る
④国内通話料金が他社より安い
OCNモバイルONEの国内通話料金を表でまとめました。
OCNモバイルONEの通話料金 | |
OCNでんわ | 11円/30秒 |
OCNでんわ対象外の番号 | 22円/30秒 |
実は「OCNでんわ」の料金がとても安いんです。
他社の電話料金は通常22円/30秒ですが、OCNモバイルONEならその半額!11円/30秒で通話ができるんです。
OCNモバイルONEだけでなく、通話料が11円/30秒となる格安SIM事業者もいくつかありますがほとんどが専用アプリなどの利用が必要です。
その点、OCNモバイルONEでは専用アプリなど必要なく通常の電話で11円/30秒が適用されます。
専用アプリの利用し忘れなども無くなるので、安心して利用できます。
⑤端末をセットで購入するとお得
OCNモバイルONEでは契約時に端末をセットで購入するととても安くなります。
以下、他の格安SIM事業者と一部の端末で比較を行いました。
また、取り扱っている端末の種類も豊富なので端末選びに困ることはありません。
最新のAndroid端末からiPhoneまで幅広く取り扱っているのも特徴。品揃えは格安SIM事業者の中でもトップクラスです。
端末の好みがある方、とにかく安く端末を購入したい方のどちらのニーズも満たしてくれます。
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OCNモバイルONEのデメリット3つ
メリットだけでなくデメリットも要チェック!
OCNモバイルONEはおすすめできる格安SIMですが、デメリットもいくつかあります。
- 店舗サポートが受けられない
- 昼の通信速度は他の時間に比べて遅くなる可能性がある
- 10GB以上の大容量プランがない
店舗サポートが受けられない
OCNモバイルONEは店舗を持たない格安SIM事業者なので、店舗で直接サポートを受けることができません。
「どうしてもスマホのサポートが必要!」という方向けに月額429円(税込)でOCNプレミアムサポートを用意しています。
サポート内容は
- スマホの初期設定をサポート
- オペレータに電話してサポート
- アプリの使い方サポート(LINE、インスタ、Youtubeなど他多数)
店舗でのサポートができない分遠隔でのサポートに力を入れているので、初めてのスマホ利用でも安心ですね。
近くに聞ける人がいない場合は、サポートプランも検討してみると良いと思います。
昼の通信速度は他の時間に比べて遅くなる可能性がある
OCNモバイルONEだけでなく、格安SIM全般にいえますが多くの人がスマホを使う時間、特に昼は速度が遅くなる傾向にあります。
今回の測定結果でもYoutubeやSNS利用は問題なくできるレベルですが、他の時間に比べて昼時の通信速度は低下しています。
時間帯 | 通信速度(平均) ダウンロード |
通信速度(平均) アップロード |
11時 | 12.4Mbps | 8.0Mbps |
12時 | 7.2Mbps | 8.9Mbps |
13時 | 9.8Mbps | 8.5Mbps |
大手キャリアで高いお金を払うか、多少速度が落ちる格安SIMを選ぶかは人それぞれ違ってきます。
ただ、大手キャリアを使っていても満員電車やイベント会場など速度が遅くなる可能性がゼロになるわけではありません。
10GB以上の大容量プランがない
データ通信量をたくさん使う人にとってはNGな問題ですが、OCNモバイルONEには現在10GB以上の大容量プランがありません。
月々のデータ通信量が10GBを超えることが頻繁にある人にはOCNモバイルONEはおすすめできません。
ドコモ回線を使いたいということであれば、大容量プランを用意しているahamoなどを検討するとよいです。
OCNモバイルONEの通信速度はYoutube・SNS・Web検索なら快適に使える
今回はOCNモバイルONEの通信速度について解説し、乗り換えを考えている方向けにメリット・デメリットを紹介しました。
通信速度は朝・昼・夜の実測結果から、Youtube・SNS・Web検索を利用する分には問題ないくらいの速度(ダウンロード5Mbps)を維持することができてます。
また以下に当てはまるのであれば、乗り換えを検討する余地があります。
- スマホの月額料を安く抑えたい
- 通信エリアが広いドコモ回線を使いたい
- Youtube・SNS・Web検索ができる程度の通信速度で十分
- データ通信量は10GB以下で十分
今回の記事が格安SIMを選ぶ上で少しでも役に立てば嬉しいです。
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